慢性腎臓病(CKD)の人に贈るしげき君体験記

『あなただけは透析にさせたくない』 たとえ『透析になっても長生きして欲しい』

慢性腎臓病(CKD)で闘っています 斎藤茂樹慢性腎臓病歴30年の体験から学んだ自己管理のあり方について、多くの同病者からのご相談にのっています。
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オ.慢性腎臓病(CKD)の透析期で無尿の方

病気についての心構え

 透析療法に入った人では、導入当初の残存腎機能レベルにもよりますが、速い人では、2~3年程度でお小水がでなくなります。(無尿になります。)
遅い人でも、5~7年位では無尿になります。
このような状態になってから、本当に、透析療法と真剣に向き合うことが求められるのです。
つまり、尿が出ないため、体内では、毒素やホルモンバランスの欠如など、いろいろな合併症が高頻度で発生してくるのです。
透析療法で長生きするためには、ここからが、一人一人の真価が問われることになるのです。
長生きしている先輩にそのヒントなどを聞きながら、確信のもてる心構えを見習いましょう。

 

医者との付き合い方

 この状態になりますと、あちこちの体調不良が出始めます。
胃腸が調子悪いとか、手足がしびれるとか、頭が痛いとか、便秘するとか、とにかく、起こりやすくなります。
しかし、これらの症状が出たから、直ちに、主治医に申告して、薬の処方を仰ぐことは避けましょう。
それは、単なる一過性の現象で、これらの不快な症状がでていることが多いのです。
よく観察すると、2~3日すると元に戻って快調になっているということが大半です。
どうしても、薬に頼らざるを得ないかどうか、慎重に判断しましょう。
元気で長生きしている人ほど、薬の種類が少ないように思います。
また、薬の種類が多くなっている人は、次々と、新しい体調不良に見舞われているようです。

 

食事のあり方

 何が1番辛いかと言えば、やはり水分の制限でしょう。
特に、無尿になった人は、厳格な水分管理を継続しないと、肺や心臓に水が溜まり、手当てが遅れると死を招きます。
その他、カリウムの制限も守れないと、心停止を起こし急死します。
また、リンのコントロールもしっかり行わないと、骨の異常や副甲状腺障害なども早く起きて合併症に見舞われます。
いづれにしても、この段階になりますと、少しでも合併症を避けるため、自らの食生活のあり方に注意しましょう。

 

検査結果の推移等を踏まえた自己管理のあり方

 とにかく、毎週、いろいろな検査が次々に行われますのでこの結果をしっかり認識しましょう。
ヘマトクリットやヘモグロビンなどが低下してきたら、食べ物のエネルギーが不足していないか、リンの値が高くなってきたら、肉や魚、それに加工食品などをとりすぎていないか、心胸比が高くなってきたら、水物、水分を取りすぎていないか、毎回のドライウェイトの管理は、3~5%ルールに入っているか、塩分をとりすぎていないか等々、活かして欲しいのです。
必ず、検査結果の変化には、食事も含めた自己管理の要因があるはずですから、このシグナルをしっかり捉えて実行し、長生きしましょう。

 

自己管理の勧めと運動療法について

 人間は必ず老化します。
そして、各臓器に流れ込む血液の量が少なくなってきて、肝臓や腎臓をはじめとしたいろいろな臓器は萎縮しはじめ、ついには、機能低下に入るのです。
若々しく、老化を遅らすには、血管をしなやかに、丈夫に保つことが重要で、そのカギは、何と、よく歩いて『ふくらはぎ』をよく刺激することにあるのだと、動脈硬化の研究者ははっきり公言しているのです。
透析や腹膜透析者で、無尿になっている人は、ものすごい動脈硬化に見舞われていることが突き止められ、これらの病気で長生きするためには、いかに動脈硬化の進行を阻止、予防するかにあると結論づけられています。
自宅で、歩いた時と同じような『ふくらはぎの刺激』ができる自己管理手段や、動脈硬化を予防、改善してくれる器械などもありますので、ご相談ください。

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プロフィール

斉藤 茂樹

1944年8月 福島県会津若松生まれ。
 大手医療器メーカーに籍を置き品質管理業務等に従事するも、慢性腎臓病のため退職。
 その後、自らの病気体験を活かして、腎臓病者用食事療法食品販売店を創業。
 現在は、透析を続けるかたわら、慢性腎臓病やC型肝炎時における自己管理アドバイザーとして延べ1000名近くの方々のご相談に向き合っている。
  • ホームページ
  • 斉藤茂樹へのメールは

このような方のお役に立ちたい

  • 持続的に尿たんぱくが出ていてこの先不安
  • 慢性腎炎(慢性腎臓病)と診断された
  • 糖尿性腎性になってしまった
  • 食事療法が必要だと言われたがよく解らない
  • 腎機能(クレアチニン値)が正常値の上限を超えてきた
  • このままだと透析になると宣告された
  • 透析を少しでも先に延ばしたい

私の主張

【慢性病や生活習慣病の予防や改善は、日頃から、自然治癒力や免疫力を高めるための自己管理が最も重要になります。】
現在の医療・健康環境下から、いづれ近いうちに、病気の予防、改善(治療)は、一人一人の自己責任(自己管理)に委ねられる国策になるものと思っています。
これらの現実を、私自身の長い病気体験から日々訴えてゆきたい。(特に、根治が困難で国民病と言われている、慢性腎臓病やC型肝炎の皆様方には私の主張や体験談に耳を傾けていただきたい。

著書

あなただけは透析にさせたくない

メディア掲載

沼津新聞 平成20年2月7日号より
中日新聞 平成19年8月3日号より
その他メディア掲載
  • 静岡新聞
  • 中日新聞
  • 沼津朝日
  • 夕刊フジ
  • 産経新聞
  • 朝日新聞 等

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