20. 硝子体出血の恐怖に耐えて
右目が眼底出血したにもかかわらず、医師の忠告(点滴)を無視した結果、医師が断言したような失明には至りませんでしたが、視力は、0.6程度まで低下してしまいました。
しかし、日常生活にはまったく不自由がありませんでしたので、そのままの生活を送っていました。
ところが、眼底出血の後遺症は、私が知らぬ間にひしひしと牙をむきはじめていたのです。
そしてそれはある日突然やってきました。
今思い起こしてもぞっとしますが、右目の奥で、赤い血液がドロドロしたたり落ちだしたのです。
ただならぬ事態に恐怖を感じましたが、とにかく、眼科医に駆け込みました。
すぐさま、眼底検査を受けましたが、病名は、硝子体出血ということで、とにかく、出血が収まらないと処置ができないので、出血が落ち着くまで、頭を動かすような行為は謹んでくださいとのことでした。
勿論、内服薬も処方されましたが、今度ばかりは、素直に服用しました。
その結果、数日後には出血も止まり、視力も回復してきました。
人間、喉もと過ぎれば何とやらで、眼科医の先生も、硝子体からの出血が止まったので、このまま様子をみましょうとのことでした。
今にして思えば、出血が止まっているこの時、再度、出血しないように手術ができる先生を探して、手術をすればよかったと後悔していますが後の祭りです。
ともかく、元の状態に戻ったのですが、この後、何度か、また、あの恐ろしい出血が私の目の奥で繰り返されたのです。
本当に、その時の恐怖(目の奥で、血液が流れ出る)を思い出すとぞっとします。
その後私は、出血が止まった頃を見計らって、眼科医に手術の可能性を聞きましたが、この硝子体出血に関する手術は難しいのでできないとのことでした。
そこで、何軒かの眼科医に同じように確かめましたが、やはり同じ答えでした。
本当は、この時、真剣にこの手術ができる医師を探して、手術をしていれば、今のような視力(0.3)にはならなかったものと悔やんでいます。
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