慢性腎臓病(CKD)の人に贈るしげき君体験記

『あなただけは透析にさせたくない』 たとえ『透析になっても長生きして欲しい』

慢性腎臓病(CKD)で闘っています 斎藤茂樹慢性腎臓病歴30年の体験から学んだ自己管理のあり方について、多くの同病者からのご相談にのっています。
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18.一杯のかき氷

私は夏になるといつも思い出されることがあります。

それは、透析にも慣れた頃、時々通ったサウナで出会った一人の青年とのできごとについてです。

何故、透析の私がサウナにと思うことでしょう。それは、無尿になり、汗もなかなか出ないうえに、一日に飲める水分量が約500~600ml(コップ3杯前後)と厳しくなるので、時々サウナで汗をかいては、かいた分に匹敵する冷たい水や氷を口に頬ばるのです。

このような厳しい水分制限があるので、勿論、サウナ上がりの健常人が美味しそうに飲んでいる生ビールなどは望むべくもありません。

 

そんなことで、夏場には時にあしげなくサウナに通っているうちに、1人の青年と知り合いになりました。

彼は、私より2周りも若いのに、私と同じように透析をする身であり、母ひとり子ひとりで、何でも透析になると今の会社にいられなくなるので母に心配をかけていると言っていました。

この彼と、ある夏の日にサウナで一緒になりました。

サウナを出ると、休憩室のフロアーには、生ビールを美味しそうに飲む人々がいましたが、私と彼はその光景をうらめしそうに眺めながら、どちらともなく顔を見合わせ、水が飲めない者同志でかき氷一杯を二人で仲良く食べようかということになりました。

そして、テーブルに運ばれてきた一杯のかき氷をこの青年と代わる代わる食べたのです。

まさに、一杯のかけそばならぬ、一杯のかき氷でした。

その青年も今はいません。

そして、今年も、あの夏に彼と食べたカキ氷の季節がやってきました。

 

 

 

 

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プロフィール

斉藤 茂樹

1944年8月 福島県会津若松生まれ。
 大手医療器メーカーに籍を置き品質管理業務等に従事するも、慢性腎臓病のため退職。
 その後、自らの病気体験を活かして、腎臓病者用食事療法食品販売店を創業。
 現在は、透析を続けるかたわら、慢性腎臓病やC型肝炎時における自己管理アドバイザーとして延べ1000名近くの方々のご相談に向き合っている。
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このような方のお役に立ちたい

  • 持続的に尿たんぱくが出ていてこの先不安
  • 慢性腎炎(慢性腎臓病)と診断された
  • 糖尿性腎性になってしまった
  • 食事療法が必要だと言われたがよく解らない
  • 腎機能(クレアチニン値)が正常値の上限を超えてきた
  • このままだと透析になると宣告された
  • 透析を少しでも先に延ばしたい

私の主張

【慢性病や生活習慣病の予防や改善は、日頃から、自然治癒力や免疫力を高めるための自己管理が最も重要になります。】
現在の医療・健康環境下から、いづれ近いうちに、病気の予防、改善(治療)は、一人一人の自己責任(自己管理)に委ねられる国策になるものと思っています。
これらの現実を、私自身の長い病気体験から日々訴えてゆきたい。(特に、根治が困難で国民病と言われている、慢性腎臓病やC型肝炎の皆様方には私の主張や体験談に耳を傾けていただきたい。

著書

あなただけは透析にさせたくない

メディア掲載

沼津新聞 平成20年2月7日号より
中日新聞 平成19年8月3日号より
その他メディア掲載
  • 静岡新聞
  • 中日新聞
  • 沼津朝日
  • 夕刊フジ
  • 産経新聞
  • 朝日新聞 等

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