自らの長い腎臓病との共生をもとに、これまで1,000人近くの腎臓病者とご相談事も含めてご縁をもたせていただきました。
それらの中には、まだ小学生で透析の可能性を宣告されたご両親からのご相談や、婚約者が透析一歩手前になり、どうしてよいか苦悩している女性からの相談、そして、90才を越してからの透析に挑戦する方からのご相談、また、息子さんが透析で、お母さんも腎臓が悪いというご相談等、本当に身を削られる思いの連続でした。
それらの皆様方と真剣に向き合ってきた現実をとおして、慢性腎臓病(CKD)における患者さんの認識度合いや自己管理意識の欠如、そして医療サイドでの問題点等浮かびあがってきましたので、以下にこのブログ読者に訴えさせていただきます。
- 慢性腎臓病(CKD)は、根治が困難な難病であるとの自覚が国民の間で欠如している。
腎臓は、予備能力があるので、自覚症状が出てきた時は手遅れで、透析寸前と言うケースが非常に多い。
早期発見、早期治療及び食事療法を中心に自己管理に徹すれば、透析移行期間の延長などでも期待できるのです。 - 医療現場における治療方針(指針)が統一されておらず、医者による治療上の裁量の差が、患者の予後を左右する深刻な事態になっている。
すなわち、開業医、勤務医、専門医のいずれを主治医にするかでも、歴然として医療格差が生じている。
勿論、この病気にあっては、医師の診断と治療を仰ぐことは論を待ちませんが、医師にすべてを委ねることから脱却して、自らが高い意識と見識をもち、一人一人ができる自己管理の実行が望まれるのです。
つまり、治す(根治)という考え方ではなく、腎機能をこれ以上悪化させないで、いかに一生透析をしないですむかという自己管理を目指すべきです。 - 慢性腎臓病(CKD)対策は、国家的重点課題ととらえ、国、自治体、企業、学校等総力をあげて、その予防や対策のための研究、方策を確立すべき。
☆ 国民一斉検尿の日を制定し、CKD者の早期発見、病気悪化抑制を図る
☆ 食の視点からは、幼少時からのたんぱくの取りすぎも含めて食育の見直しも必要
☆ リン酸化合物等、食品添加物対策
☆ ストレス対策
☆ CKDの予防、治療のための総合的研究、対策の推進を図る。
(現代医学に偏重しない統合医学の視点から)
