皆さん今日は。
今日から、暫くの間、腎臓病とリンの関係について長い私の体験から学んだことを書いてみます。
それと言うのも、近年、明らかになってきた、リンの摂りすぎが、透析患者のみでなく、透析前の慢性腎炎の方にあっても、病気の予後(病気を悪化させたり、改善させる妨げになる)に深く関わっているのです。
リンと腎臓病の関係について、臨床医の立場から研究、明らかにされたのは、元、私の主治医でありました、故平田清文先生でした。(初代の日本臨床栄養協会会長さん)
先生は、今から20年以上も前に、このことを公に発表され、当時、新聞等にも取上げられました。
その当時は、たんぱく質含有の多い食べ物を必要以上に食べると、同時にリンも摂り過ぎになるので注意しましょうといった事よりも、日常の食生活に蔓延し始めた加工食品由来の、リン酸化合物(添加物)にも注意を払うことが大切と新聞でも訴えられていたようです。
したがって、腎臓病の人は、医師の指示に基づいて、たんぱく質の制限と合わせて、リンの制限も考え
なければなりません。
例えば、透析の人にあっては、リンを多少とりすぎても、痛くも痒くもないので、ほとんどの人は、制限をしなくなります。
私は、透析を受け始めた頃から、リンを制限しないと、いずれは、体調不良や命に関わる合併症を引き起こすことになるという現実を、透析仲間の姿で教えられたため、この20年間、しっかり制限してまいりました。
それでも、ついに、リンの影響により、2次性副甲状腺機能障害になり、摘出手術を昨年受けました。
リンの制限が悪い人では、10年前後でこの合併症が出始めて手術となるのですが、私の場合は、食事療法により頑張ったので、20年も持ちこたえたのです。(手術の時は、良くここまで頑張ったと、自分を誉めていました)
一方、透析前の保存期の慢性腎臓病の方にあっても、少しでも病気の悪化をくい止めたいと思うなら、早い時点から、たんぱく質のとりすぎと合わせて、リンの摂り過ぎにも注意した方がよいと私は思っています。
それと言うのも、現代の食生活では、たんぱく質の多い、肉や魚などありふれていて、どうしても摂り過ぎになっているのです。そして、加工食品の影響からも腎臓に負担をかけるのです。
それでは、次回より、リンの摂り過ぎを早い段階からコントロールするための工夫について、私の長い体験からお話してみたいと思います。




