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■体験記のまえがきから■2008.9.6

私は、自らの長い腎臓病体験をまとめた体験記「あなただけは透析にさせたくない」を2005年12月に
出版しましたが、出版元の会社が倒産したため、本屋さんにも在庫がなくなるということになりました。

そのため、時々、著者の私のところに一冊でもないですかとお問い合わせがありますが、残念ながら私の手元にもないような状況です。

そこで、この本を必要とされておられる方々に、このブログをとおして、著者である私が、時々、この本の要点や訴えたいことなどを書き綴ってまいりますのでお役に立てていただければ嬉しいです。

今日は、この本のまえがきを紹介します。

それは忘れもしない平成14年の暮れも押し迫ったある日、突然の一本の電話から聞こえてきた悲壮な声に、私は冷静になれと自分に言い聞かせました。

電話の向こうでは、生気を失った男性の声で、斎藤さんですか、私は透析を宣告された、死にたい、助けて欲しいとの叫び声でした。

私はそれまで自営の仕事をとおして、全国の同病者から悩み事や自己管理の方法などについて時々ご相談を受けてきましたが、ことがことだけに、とにかく明日東京でお会いしましょうと約束するのが精一杯でした。

このように、あなたがもし、一生透析が必要と宣告されたらどうしますか、そんな現実に苛まれる兆候の予備軍である、たんぱく尿が継続して出ている方(慢性腎炎)や、糖尿性腎症の方が急激に増えているのです。

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